前編
PC・タブレット等での閲覧推奨
●はじめに + 趣旨
こんにちは。
皆さん ポケットモンスター剣盾 遊んでらっしゃいますでしょうか。
本作のWi-Fi通信対戦「バトルスタジアム」の「ランクバトル」では、これまでのシリーズ通りその世代で入手したポケモンしか使用が出来ませんでした。
しかし、ダウンロードコンテンツ(以下DLC)第1弾の「鎧の孤島」において新たに実装された「バトルレギュレーションマーク」により、過去作産のポケモンもランクバトルでの使用が出来るようになりました。
それにより、これまでの過去作産色違いのポケモンやプレシャス配信等の人気が再燃し、その中でも特に人気と思われるのが
「ガンテツボール入りの菱形色違いの伝説ポケモン」であり、現在でもランクバトルや交換の募集でよく見る条件のポケモンです。
要因としては、多くのプレイヤーから好まれる「ガンテツボール」や「菱形色違い」、それに加えて強力な伝説のポケモンであるからでしょうか。
ただ、個人的にこれに対して一番に魅力的と思える要素は「特定の作品でしか入手できない限定的要素のポケモン」というものであり、上の条件であれば現在でも「ウルトラサン/ウルトラムーン(以下USM)」でしか入手が出来ません(一部除く)。
『限定』って日本人大好きじゃないですか。
そこで思ったのが、「他にも特定の作品でしか入手できないポケモン/要素は無いか。また何が新要素であるか」というもの。
今回、気合で3〜8世代、全ての作品での限定的要素を考えピックアップをしてみました。
勿論全ての要素は抑えられてはいませんが、それでもある程度は。また、やりこみ要素も。
良ければご覧ください。
掲載しているポケモンは殆ど自力で入手した個体ですが、一部頂きものも使用しております。
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以下常体
●取り扱いをしない内容
剣盾に登場しないポケモン
VC版 第1世代/第2世代
Pokémon GO
特殊Lv./過去作限定技
プレシャス+配信個体
条件に色違いが求められる個体は赤字で色違いと表記。
また、確率の記載をしているものは全て「ひかるお守り」「証のお守り」込みでのもの。
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◆第8世代
①ガラルチャンプリボン
カテゴリ:リボン
ラストバトルである、チャンピオンのダンデに勝利した際に付与される。
以降は「いつものトーナメント」で3回トレーナーに勝利し優勝する事により、手持ちのポケモンに付与可能。
今作から新たに「二つ名」要素が追加され、リボン若しくは後述の証をセッティングする事により、それぞれに対応した二つ名がポケモン名の前に表示される。
②マスターランクリボン
カテゴリ:リボン
令和版ワールドアビリティリボン。期間限定要素。
「ランクバトル」でマスターボール級に昇格後、1勝する事により手持ち6匹のポケモンに付与される。
ランクバトルでの戦績を条件としてはいるが、そのランクバトルがいつまで継続されるかは現在不明。
③証
カテゴリ:証
今作から野生のポケモンを捕獲した際に、一定の確率で所持している新要素。
ステータス画面では先のリボンと纏めて表示され、こちらも二つ名のセッティングが可能。
この証は現在44種類存在し、大まかに「ときどきみる」「時間」「天候」「雰囲気」「みたことのない」「釣り」、例外の「カレー」で分類されている。
④カレーの証
カテゴリ:証
その例外の証。
今作のサブコンテンツ、「キャンプ」でカレーを調理した際に、一定確率でカレーの匂いにつられたポケモンが来訪し、仲間にする事で入手できる証。
サブコンテンツは毎世代変化しているため、このカレーの証は今作のみの要素である可能性が高い。
⑤ガンテツ/ウルトラ/ドリーム/サファリ/コンペ+新解禁組合せ
カテゴリ:ポケモン
ガンテツ/ウルトラボールは7世代から続投。
ドリーム/サファリ/コンペボールはこれまで特定条件下でしか使用出来なかったが、今作からついに自由に使用できるようになった。
これにより、7世代で野生出現しなかったポケモンをガンテツ/ウルトラボールで捕獲する事が可能になったり、かの有名なドリーム+ギルガルドなど、様々な組み合わせが解禁された。
⑥-A:色違い+マスター+1〜3世代化石ポケモン
⑥-B:ガンテツ/ウルトラ/サファリ/コンペ+1〜3世代化石ポケモン
⑥-C:任意ボール+5〜6世代化石ポケモン
カテゴリ:ポケモン
化石ポケモンはこれまでゲーム内で化石の復元を行う事により入手する事が出来、モンスターボール固定となっていた。
唯一の例外が「ポケモンドリームワールド(以下PDW)」産の個体であり、その親個体を利用する事により「色違い+当時の任意ボール」の孵化も可能であった。
但しマスターボールは遺伝せず、またガンテツ〜コンペボールは今作から野生出現する化石ポケモンへ使用できるようになったため、これらの組合せが解禁された。
当然ながら、5〜6世代の化石ポケモンはどのボールであっても新解禁要素となる。
⑦ウルトラ+アーゴヨン
カテゴリ:ポケモン
DLC:冠の雪原の新要素「ダイマックスアドベンチャー(以下DA)」において、ウルトラビーストを5匹捕獲する事によりイベントで入手可能。
USMでもシナリオ上で入手できたがモンスターボール入りの個体であるため、ウルトラボール入りの個体は今作から解禁となる。
但し今作ではブロックルーチンが掛けられており、色違いは出現しない。
⑧ドリーム/サファリ/コンペ+伝説のポケモン/ウルトラビースト
カテゴリ:ポケモン
DAで挑める「マックスダイ巣穴」4戦目に出現する、伝説のポケモン/ウルトラビーストを撃破する事により、任意のボールで確定捕獲が可能。
色違いも出現はするものの、このDAで出現する色違いのポケモンは全てエフェクトが星形となっている。
その他にもシナリオ上で三闘・レジ系の捕獲が可能。
今作の伝説のポケモンの色違いにはパターンが複数存在しており、
・DA:星形固定。色違いは1/100
・三闘:ほぼ全てが菱形。色違いは1/1,365
・レジ系:15/16で星形、1/16で菱形。色違いは1/4,096
となっている。
⑨色違い+ジガルデ/7世代伝説のポケモン
カテゴリ:ポケモン
こちらもマックスダイ巣穴で出現する伝説のポケモン。
7世代ではブロックルーチンが掛けられており通常色の個体しか出現しなかったが、今作から色違いの捕獲が可能に。
先の⑧との違いは、色違い自体が今作からの新要素であるためボールに指定は無い。
▶︎その他リボン
・マスタータワーリボン:クリア後のバトル施設「バトルタワー」で入手出来る。
・がんばリボン:努力値を最大まで振り切ると入手出来る。他作品でも入手可。
・なかよしリボン:懐き度最大で入手出来る。他作品でも入手可。
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◆コラム:やりこみ要素①
・マスターランクリボン+以下の条件のポケモンら
内容を先に説明すると、マスターランクリボンは期間限定のものであり、また現在でも8世代乱数調整の実用化はされていない。
そのため、ランクバトルのサービスが終了する前に以下のポケモンらを厳選し、マスターランクリボンを付与する事が出来れば、将来的に非常にレアなポケモンとなる。
一種のタイムアタック要素とも言える。
X:色違い+新解禁組合せのボール+DA強個体
対象はDA最難関で名高いジガルデやカイオーガ、グラードンを始めとした禁止伝説。
これらのポケモンは非常に強力で、プレイヤー4人で挑んでも全滅してしまう事が多々あり、当然時期が過ぎれば過ぎるほどプレイヤーの集まりも悪くなる。
「事前準備」をしてしまえばある程度は緩和されるが。
Y-A:菱形色違い+♀+8世代御三家
Y-B:菱形色違い+レジ系
上級菱形色違い。
出現確率が
・御三家
色違い(1/512) × 菱形(1/16) × ♀(1/8) = 1/65,536
・レジ系
色違い(1/4,096) × 菱形(1/16) =1/65,536
と、どちらも1/65,536と非常に低い。
Y-Bに関しては、ウルトラボールで捕獲を狙い天元突破してみるのも良いだろう。
Z:色違い+レア証+個体値0〜1
画像の個体は「色違い+みたことのない証+a個体値1」のもの。
8世代最難関要素。
レア証は「雰囲気」「みたことのない」を指しており、確率はそれぞれ
・雰囲気
証(3/100) × 色違い(1/1,365) × 個体値0〜1(1/16) = 1/728,000
・みたことのない
証(3/1,000) × 色違い(1/1,365) × 個体値0〜1(1/16) = 1/7,280,000
と、先のYをも上回る難易度であり、特にみたことのない証版の確率は、いわゆる真作色証ヤバチャをも遥かに超えた確率でもある。
実用性込みで、特殊アタッカーやトリックルーム用の個体を狙ってみるのも良いだろう。
8世代産でのリボン欄コンプはマスターランクリボンと証の両方が必要となる。
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◆第7世代
①アローラチャンプリボン
カテゴリ:リボン
シナリオ最終戦のククイ博士(SM)/ハウ(USM)に勝利し、アローラ地方初代チャンピオンとなる事で付与される。
以降は主人公がチャンピオン側となり、防衛戦で挑戦者に勝利する事で付与される。
この独自の仕様は7世代のみである。
②ロイヤルマスターリボン
カテゴリ:リボン
本作のみの「バトルロイヤル」において、マスターランク級で勝利する事で付与される。
NPCと4人での潰し合いになるため運要素が強く、1 vs 3の場面になる事もしばしば。
③グレート/マスターツリーリボン
カテゴリ:リボン
本編クリア後のバトル施設、「バトルツリー」で獲得できる。
前者はノーマルバトル20戦目、後者はスーパーバトル50戦目に現れる「バトルレジェンド」を撃破する事により獲得。
カテゴリ:ポケモン
シナリオ上でタイプ:ヌル/ベベノムが入手出来、色違いを狙う事が可能。
剣盾においても入手可能かと思いきや、この2匹がブロックルーチンを掛けられているため、色違いの個体は7世代でしか入手出来ない。
なお、イベントで入手できるサトシのピカチュウも色違いは狙えるが、エフェクトが出るだけでありグラフィックに変動は無い。
⑤菱形色違い+ガンテツ/ウルトラ+伝説のポケモン
カテゴリ:ポケモン
USMでの「ウルトラスペースゼロ」に潜む、伝説のポケモンを捕獲したもの。
7世代から新登場のウルトラボール、またガンテツボールも久々の登場をしたため、ガンテツ/ウルトラボール入りの個体が狙えるように。
8世代DA産の色違いエフェクトが星形固定であるため、記事冒頭の通り「菱形色違い+ガンテツ/ウルトラ」の組合せはUSMでしか狙えない。
ただ、8世代欄⑧のパターン紹介でも触れている通り三闘とレジ系は剣盾で、HGSSに出現する1〜3世代の伝説のポケモンは、その作品でもガンテツボール入りの同条件個体を捕獲可能。
カテゴリ:ポケモン
⑤と同じくウルトラスペースゼロで捕獲したもの。
ゼルネアス/イベルタルはXYで、ウルトラビーストはSMと、それぞれ初出の作品ではブロックルーチンが掛けられており、USMにおいて色違いが解禁された。
先のものと同じく菱形色違いはUSM産のみであり、ただこちらにボールの指定は無い。
⑦ビーストブーストで攻撃が上昇する準遅ツンデツンデ
カテゴリ:ポケモン
内容は、性格が寂しがりで防御の個体値が16〜17、素早さの個体値が0〜1の範囲である個体。
ツンデツンデがUMでは3v確定、剣盾のDAでは4v確定であるため、厳選は基本的にUMで行うしかない。
DAでも狙えなくはないが、BSを避けた条件の確定4v(4C4/6C4)、かつ残りの2箇所の個体値も指定となるので、とても現実的ではない。
そのため、真の意味での過去作限定ポケモンと言える。
言うまでもなく、この条件の色違いは乱数調整産専用である。
⑧色違い+7世代リボン+マスター+ドヒドイデ
カテゴリ:ポケモン+リボン
後編8割はこのカテゴリ。
ヒドイデの出現条件が、野生サニーゴの仲間呼び連鎖のみという一種の隠し要素とされている。
(仲間呼び連鎖でしか入手できない系統はヒドイデ族のみ)
マスターボール入りの個体は、孵化による遺伝はせず野生での捕獲となるのだが、この仲間呼び連鎖が実機での乱数調整がほぼ不可能。
先の条件の色違いツンデツンデとは対極に、こちらは厳選産専用である。
▶︎その他リボン
・あしあとリボン:入手してから30レベルを上げると入手出来る。他作品でも入手可。
ガンテツ+ゲッコウガ/ビビヨンといった、「島スキャン」個体は大半が剣盾に登場しないため割愛。
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●おわりに
いかがでしたでしょうか。
前編、8〜7世代での内容は以上となります。
後編の6〜3世代については全てリボン要素が含まれますので、リボン要素に興味が無ければこのままブラウザバックして頂いて構いません。
当記事が少しでもポケモン厳選・乱数・収集らの参考になりましたら幸いです。
ひとまずは、ここまでご覧くださりありがとうございました。
・後編(6〜3世代)
やりこみ要素②は後編へ
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