これはPokémon Past Generation Advent Calendar 2024 8日目の記事。
⚫︎はじめに
まずは以下のtweetをご覧頂きたい。
乱数でレアボの価値ガー、をちらほら見るけど そもそも最新版レアボがこの3種ですが pic.twitter.com/VFFMHTMGqY
— ラルク (@MellkMal) 2024年4月9日
今年の4月、SVの道具プリンター起動時間の再現性が確認され、所謂オシャボ・レアボールの市場価値が暴落したというtweetが散見。それに対してラルクが投稿をしたもの。
レアボールという単語を聞くと、普通はプレシャスボールやウルトラボール、ムーンボール等を想像すると思われるが、ラルクはハイパーボールやマスターボールを提示している。
更に言えば、ボールの左側に特定のアイコンを添えながら。
そこで今回は、このtweetで述べている最新版レアボール3種について解説していくものとする。
先にネタバラシをすると、これはボール単体の話ではなく他の条件要素を組み合わせたモノを指している。
①プレシャスボール
まずは1番分かりやすいプレシャスボールから。
A:サイズ証(9世代版)
既に過去の記事で複数回取り上げている内容ではあるが、今世代から新登場した所謂サイズ証が配信個体にも付与可能。
サイズ値が最大の255であれば「でっかい証」が、最小の0であれば「ちっちゃい証」がテーブルシティのNPCから与えられる。
その確率は2/256、つまり単純計算で128匹の配信個体を受け取る事により入手できるか否かというラインとなっている。
128倍の入手難易度。とても正気とは思えない。
B:サイズ証(〜8世代版)
過去世代での配信個体にもサイズ証が付与可能。
ポケモンバンクからPokémon HOMEに転送をする際に、サイズ値の抽選が行われる。
8世代の配信個体は、不思議な贈り物からポケモンを受け取った時点で数値の抽選がされる。
しかし、その確率はなんと2/16,512。
C:海外限定
海外限定での配信個体というのは、3世代当時から展開されてはいる。
ただ、今世代からは以前の北米や欧州での限定配信よりかは、韓国や中国での限定配信が勢力を伸ばしつつある。
先のA・Bと比較をすると、たいしたものでもないがこちらも今後の動向はチェックしていきたい。
こちらもまだ呑み込みやすい。か?
A:レイドバトル
Pokémon GOでは、数シーズンに一度スペシャルリサーチでマスターボールの配信がされている。
これにより、レイドバトルや後述のクエスト関連でマスターボールを投球する事により、GO限定の組み合わせの個体が入手可能となった。
ゲノセクトは現在レイドバトルで出現しており、通常色・色違いどちらもGO限定の組み合わせとなる。
B:タイムチャレンジ・スペシャルリサーチ
同じくPokémon GOでは、定期的にイベントクエストが配信されており、コスモッグやベベノム、ザルード等が入手可能となっている。
これらもGO限定の組み合わせであり、中にはイベント期間中には捕獲をせずに、イベント終了後にマスターボールが新規投球可能となったケースも存在しており、厄介な部類でもある。
C:野生
これもまたPokémon GOで、現在パルデア御三家やヒスイガーディ・ニューラらがGO内でのみ野生出現をし、マスターボールとの組み合わせはGO限定とされている。
ユーザーによる周期予想では、来年1月のコミュニティ・デイがニャオハになるのではないかと囁かれており、その場合は色違いのニャオハ+マスターボールの組み合わせも可能となる。
③モンスター・スーパー・ハイパーボール
最も複雑な形態。
A:カレーの証
ボールはモンスター・スーパー・ハイパーボールの中から選択式となっている。
カレーの匂いに釣られたポケモンの来訪率がそもそも低く、色違いの出現率も1/4,096、また現在においても乱数調整の開拓もされていないため、ゲーム本編内における入手難易度が高い。
この③-Aは、本記事における唯一のポケモン本編内で入手可能な要素である。
B:GOバトルリーグ
対戦報酬として現れるポケモンは、モンスター・スーパー・ハイパーボールでの捕獲が可能となっている。
前シーズンでは、報酬個体に色違いのザシアンらが初登場した事により、本編ユーザーがそれを目的にGBLへ新規参入もしたが、その結果に関しては語るまでもない。
C:タイムチャレンジ・スペシャルリサーチ
②-Bと同じくイベントクエストのものから。
正確には、こちらのものにマスターボールを投球したものが②-Bとなるだろうか。
スペシャルリサーチの中には、幻のポケモンが捕獲可能なものもあり、基本的にはモンスターボール固定での捕獲とされている。
但し、特定の期間中のみスーパー・ハイパーボールで捕獲が可能なケースも存在しており、画像の色違いジラーチがそれにあたる。
色違いのジラーチは、モンスターボールの個体が元々解禁済みであったため、スーパー・ハイパーボールでの個体がGO限定の組み合わせとなる。
といった事例もあるため、序列は「モンスター<スーパー・ハイパー」となる訳なのだが、中には現在においてもモンスターボールでしか捕獲の出来ない幻のポケモンが存在もするため、「モンスターボール」「スーパー・ハイパーボール」と区分けするのが適切なのかもしれない。
こちらも②のマスターボール同様、そもそもの性質があまりにも異なるものである。
ハイパーボールを例に挙げるのであれば、これはハイパーボールではなく、ハイパーボールのフリをした全く別のボールである。
マスターボールのように「GOハイパーボール」と称したい気持ちもありはするが、カレーの証が存在する以上はその名称も適切なものではない。
◆この先
以下は今後リリースが見込まれる3種。
現時点においてはただの想定に過ぎない。
が、現れた際には是非とも入手をしたい。
⚫︎プレシャスボール
・サイズ証+WCS2025
WCS2025の開催地はアナハイムと既に公式情報が出ている。
順当にいけば、シャリタツ→アママイコ→?と第3のWCS配信のサイズ証個体が狙えるだろう。
なお、WCS2025のキービジュアルは先日の海外テラリークにより流失しているため、既に配信予定のポケモンはある程度絞られている。
⚫︎マスターボール
・サイズ証+色違いのムゲンダイナ
おそらくは来年夏のGO FESTで登場すると思われる。
サイズ証(更に言えば「でっかい証)」はレアリティの側面としては勿論の事、図鑑分類が「キョダイポケモン」のムゲンダイナには非常にマッチもするだろう。
⚫︎ハイパーボール
・サイズ証+ミライドン 他
これは実装時期が全く読めないポケモン。
通常色ではあるが、その確率は色違い単体よりも低いため、③-Bに掲載している色違いのザシアンよりも入手難易度が高い。
先日のマックスアウトフィナーレから同条件のレジドラゴを引き当てる事は出来たが、果たして今後もそう上手くいくとは限らない。
(画像のレジドラゴはモンスターボールの個体)
⚫︎おわりに
令和におけるポケモンの個体収集要素にはこのようなジャンルがあり、これらはその一部にしか過ぎない。
まだまだ旅の道中であり、今後も更なる展開が見込まれる。
あまりにも面白すぎるだろう。
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